9月23日(祝日) 糠平温泉

本日の走行距離:0km、累積走行距離:2,000km。

今日泊まっているのもここ


朝起きたら空はどんより。厚い雲に覆われてた。ベッドルームの外にある寒暖計は気温10度を指してる。曇ってたから寒くならなかったようだ。今日は今回の旅行で唯一の連泊。でも同じ部屋は押さえられなかったので移動しなくちゃならないという連泊。一旦荷物をまとめなくちゃならないので面倒くさいったらありゃしない。

さて今日は結果として今回の旅行で唯一のイベントとなってしまった「アーチ橋ツアー」。朝9時に糠平温泉文化ホールに行き、NPOひがし大雪自然ガイドセンターの「(タウシュベツ以外の)アーチ橋ツアー」に参加してきた。参加者は我々夫婦の2名だけ。3連休と言っても初日の朝9時だからねぇ。

先ずは南から。第三音更川橋梁へ。昨日、糠平温泉へ来る時に観てきたヤツだ。その後も何箇所かある橋梁をクルマを止めてピンポイントで教えてくれる。

糠平湖、そして糠平ダム。満水だ。

糠平ダムの上から糠平国道を望む。こうやって見ると国道が通ってる橋の地上高が高いのが分かる。

一気に北上。旧・士幌線の終点「十勝三股駅」付近には今も2世帯が住んでいるとのこと。その内の一世帯が営むのがこの「三股山荘」。知る人ぞ知る有名なカフェだ。今まで何度もこの前を通っていたがまだ一度も入ったことがなかった。ガイドの鴨下さんと3人でお茶。

(左)十勝三股駅は木材の搬出駅として栄えたとのこと。切り出した材木置場の跡地。土地が踏み固められてしまい、廃止されて何十年も経つのに木が生えてこないんだとか。

(右)第六か第五か忘れちゃった音更川橋梁。

旧・幌加駅にやってきた。看板にはこんなことが書いてあった。

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幌加駅の変遷

幌加駅は士幌線の起点・帯広駅から69km、終点・十勝三股駅まで7kmの位置にあり昭和14年に開業しました。上士幌駅からは大半が上り勾配なので、SL時代は石炭をかまに連続投入するのに忙しく、機関士は大変な重労働を強いられた区間でした。
昭和29年の洞爺丸台風により幌加周辺に大量の風倒木が発生、その処理に多くの造材人夫が入り、住宅・商店・飲食店・事務所などが建設されました。
昭和37年頃の幌加は約80軒の建物があり、350人位の人が住んで賑やかな町を形成していました。しかし風倒木の処理が終わると、人は次第に消えていきました。
昭和53年、糠平駅〜十勝三股駅間、18.6kmの列車運行が廃止され、バスによる代行輸送に変わり、幌加の駅としての役割は終わりました。
士幌線やアーチ橋の詳しい情報は糠平の上士幌町鉄道資料館で提供しています。
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この線路は有志で4年前(?)に掘り出したそうだ。枕木まで掘り出すのが大変だったらしい。

「強制脱線装置」だそうだ。暴走して大被害を出さないようにするフェイルセーフ装置もあったんだな。

これも堀り出されたもの。長らく埋まっていたから腐らなかったのか?

旧・幌加駅のプラットフォームと、3年前(?)に新しく作られた表示。

我々が居た15分程度の間にも2人の見物客がやってきた。廃線跡って人気なんだと改めて実感。

<女房から一言>

アーチ橋ツアーは、川岸まで下りて橋のすぐそばまで行くんだろうと思ってたのに全然そんなことはなく、車から眺めるばかりで、かなり拍子抜け。まあ、楽チンだったし、糠平の歴史や植生の話がとっても面白かったからいいんだけど。もうちょっと天気がよくて、青空が背景だったら、もっとよかったのにな。 また違う季節に、違うコースのツアーに参加してみたいものです。

ところで今日は昨日と違う部屋での2泊目。半円型で変わった造りのこれまた素敵な部屋なんだけど、トイレが付いてないのが難点。トイレ付きなのは昨日泊まった部屋だけらしい。館内にあるいくつかのトイレは広くておしゃれできれいなんだけど、ちょっと遠い・・・。夜中に行くのはツライかも。 中村屋、泊まるなら105号室に限るって感じです。。。