9月22日 苫小牧<フェリー>大洗−元住吉(本日の走行距離159km・累積走行距離3,180km)


昨晩乗船まもなく、『最悪の場合、台風が去るまで仙台港に一時待避する。』とのアナウンスがありました。出航は定時の18:45’。出航して直ぐにローリングが始まりました。

今朝は7時半に、『朝食の用意が出来ました。』というレストラン開店のアナウンスに起こされました。寝る前にスピーカーの音量を絞っておかなかったことを後悔しましたが、あとの祭りです。ベッドの中でふと気が付くとローリングにピッチングが加わり、ぐるぐると円を描くように船が揺れています。立ち上がってみたら、こりゃ真っ直ぐ歩けるような状態じゃありません。バスルームに入ったらチャッポンチャッポン音がしています。便器とその配水管に貯まった水が、船の揺れで音を立てていたのです。

とても立っていられるような状態じゃなかったので、また寝ることにしました。ベッドに寝ていれば揺れはさほど大きく感じません。でもローリングにピッチングが加わり円運動をしているんですけどね。

11時半に、今度は、『昼食の準備が整いました』というレストラン開店を告げるアナウンスで起こされました。以前として船体は大きく揺れています。ふと窓の外を見ると陸地が見えます。それもやけに近くに見えます。建物や通っている自動車まで見えるような距離です。荒れを避け、陸地の近くを航海しているようです。携帯電話もアンテナが3本ちゃんと立ってます。フェリーに乗って携帯電話やi−modeが使えるなんて初めてです。(左)今日の昼飯です。私はカレーにしました。800円。(右)第5甲板にあるエントランスです。私の特等個室はこの1フロアー上の第6甲板にあります。

台風は最悪のコースからは逸れたようで、結局仙台港への待避もありませんでした。台風が行き去るのを待つため、若干減速したことにより大洗到着が1時間ほど遅れた程度でした。(左)14時半過ぎにドライバーへ下船案内がありました。バイクは第2甲板。ほぼ船底です。(右)下船後、フェリーをバックに3000km超を走ってきたバイクを撮影。

家には18時過ぎに帰着しました。8泊9日の北海道ツーリングが終わりました。累積走行距離3,180km、費やしたガソリン165リットル、撮影した写真は420枚でした。あー、楽しかった!以下、簡単に総括を。

(+)バイク乗り同士のコミュニケーションの良さに驚きました。道の駅であろうが景勝地であろうが、どんな場所でも、バイク乗り同士が居合わせた場所では必ず(100%)挨拶とちょっとした会話が発生します。4輪での北海道旅行は何回もしていますが、こんなことは経験したことがありません。一緒に飯を食ったのも一回や二回ではありませんでした。

(−)ところがその同じバイク乗りが、苫小牧のフェリー乗り場からは皆よそよそしくて他人同士です。もう気分は都会人なのでしょうか。なんだかちょっと変な感じでした。

(+)予定に囚われない気ままな一人旅は良いものです。寒さに凍えようが、氷雨に打たれようが、暗闇の中見知らぬ土地を走ることになろうが、夜になっても今晩泊まる宿が手配出来なかろうが、全ては自己責任です。自分以外には誰にも迷惑を掛けません。物事に瞬間瞬間の判断が要求され、そしてその結果は全て自分一人に降りかかってきます。

(−)楽しい経験をしたとき、珍しい経験をしたとき、美味しいものを食べたとき、綺麗な景色を見たとき、そばに同行者がいないのはちょっと寂しい気がします。『楽しかったね!』『美味しかったね!』と感動を共有できる相手がいないのはちょっと残念です。

高校生や大学生の息子がいる親の皆さん!息子にはバイクの免許を取らせ、一人で二週間でも三週間でもツーリングに行かせることをお奨めします。きっと親離れに役立つと思いますぞ。